Fujitsu The Possibilities are Infinite

元のページへ戻る

  1. ホーム >
  2. ITサービス、ソリューション >
  3. 医療ソリューション >
  4. 導入事例 >
  5. 宮崎医療生活協同組合 宮崎生協病院様

導入事例 宮崎医療生活協同組合 宮崎生協病院様

医療情報の共有によって実現した
医療の質と安全性の向上


地域のかかりつけ医療機関として市内の3つの生協クリニックとの連携、夜間診療体制の充実などにより、地域に開かれた医療を推進する宮崎医療生活協同組合 宮崎生協病院。医事会計システムの更新を機に電子カルテシステムを導入した同病院は、電子カルテによって業務効率の向上をはじめ、スタッフ間の医療情報の有機的な共有(利用)を実現し、医療の質の向上と安全性の強化を目指している。今後、患者へのカルテアクセスを実現し、情報開示による患者満足度の向上をねらう。



 導入の背景  | 導入の経緯 | 導入の効果 | 将来の展望


導入の背景

 ・医事会計システムの更新を控え、医療情報システムの刷新を検討
 ・医療現場の安全性の強化、医療の質の向上、患者満足度の向上の実現
 ・長期的なシステム投資の抑制



導入の経緯

医事会計システムの更新を機に電子カルテシステムを導入


福村薬剤科長

  宮崎生協病院は、日本生活協同組合連合会医療部会(医療生協)に加盟する78の病院、311の診療所の1つだ。1976年の診療所開設に始まり、90年に現病院に拡大。現在、組合員数約3万8000人の出資により運営されている。「安全・信頼・納得の医療」の基本理念のもと、夜間の外来診療時間を設けるなど、地域住民が24時間安心してかかれる体制を敷き、病院と地域の人たちの共生を目指している。


茄子田事務長

同病院では従来より内科の予約診療を実施しており、鹿児島生協病院が開発した予約受付システムの導入や管理日誌をペーパーレスにする病棟管理システムなど、医事会計システムとともに医療業務のIT化に取り組んできた。ITを活用した更なる診療業務の高度化を実現する上で、電子カルテの導入が課題となっており、病院規模や経営環境に見合った投資負担が大きく、導入に踏み切れないでいたが、2007年にそれまで利用した医事会計システムの更新に合わせ電子カルテシステム導入を決定した。


吉田事務次長

「短期的な投資コスト抑制を考えれば、医事会計システムの更新、オーダリング・システムの導入、電子カルテへの拡張と段階的に導入していくといった選択肢もありますが、その度、運用の再設計など上流工程の作業コストが負担になります。一時的に投資額は膨らみますが、個別のインテグレーション費用を考えれば一気に電子カルテまで導入した方が全体最適を見据えたシステム再構築が可能と判断しました」(薬剤科科長・システム企画担当 福村賢次氏)。


導入の効果

要件ごとの評価で最も高得点だったHOPE/EGMAIN-NXを選定

  電子カルテシステム選定においては、安全性の向上、医療の質の向上、患者満足度の向上、業務効率の向上、DPC対応や経営情報分析など情勢対応5つの目的の観点から、約300項目の要件を抽出。それを富士通を含む4社のベンダーに提示し、提案されたシステムをそれぞれの項目で点数評価して、最終的に最も高得点だった富士通の「HOPE/EGMAIN-NX」に決定した。

「基本機能以外にも電子カルテで一般的に必要となるすべての機能を評価しましたが、なかでもクリニカルパスは重要視した評価基準の1つ。パスの変更に際して、シンプルな操作で変更が反映され、かつ医事会計システムと完全に連動する機能性は「HOPE/EGMAIN-NX」が最も評価が高かったポイントでした。また、データベースのマスター項目が非常に充実しており、将来的に機能追加したときにマスター登録を別システムで行うことなく、柔軟で容易な拡張が可能だと判断しました」。福村氏は、「HOPE/EGMAIN-NX」を選定した理由をこう述べる。


「HOPE/EGMAIN-NX」は、アプリケーションおよびデータベースの各サーバーで稼動。外来診療室を中心に設置されたデスクトップPCと看護師が病棟で利用する ノートPCの合計約100台からアクセスする。サーバーを二重化することにより、止まることの許されない電子カルテシステムの信頼性を確保している。


将来の展望

安全性の向上を実現、医療の質の向上にも期待

  電子カルテの導入によって最も変化のあったことは、医師や看護師など患者にかかわるスタッフすべてが多角的に情報へ接することができるようになったことだという。
「紙カルテ時代と比べてスタッフが閲覧する頻度が飛躍的に多くなり、情報の共有が医療の質の向上につながると期待しています。病棟の医師や看護師間で通知すべき内容がある場合にアラートを表示する指示棒機能が頻繁に利用され、指示の徹底あるいはチーム医療の強化が図られています」(福村氏)。

また病棟看護師はベッドサイドにノートPCを携行し、バイタルデータの即時入力やバーコードによる3点認証(看護師、患者、薬剤)が07年10月から実施予定で、安全性の向上と業務効率化も実現してきている。将来的には、患者に電子カルテアクセス用のICカードを配布し、院内の端末で自分のカルテを自由に閲覧できる環境を作り、情報開示をさらに進めていくという。

 

投資効果
・医事システム更新、オーダリング、電子カルテの同時導入による長期的投資コストの抑制
・患者情報の共有による医療の質の向上
・ケアレスミスの抑止による安全性の向上

 

 


HOPE/EGMAIN-NXシステム構成図

施設概要

宮崎医療生活協同組合 宮崎生協病院

  • 所在地: 宮崎市大島町天神前1171
  • 病院長: 日高 明義氏
  • 診療科目: 内科、外科、小児科、リハビリテーション科、循環器科、
            呼吸器科、消化器科、肛門科
  • 病床数: 124床(一般病床)
  • 一日平均外来数:約280人
  • URL:http://www1.bbiq.jp/seikyouhp/

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。