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HOPEVISION創刊にあたり 長屋亙勇 富士通株式会社経営執行役常務写真

長屋亙勇
富士通株式会社 経営執行役常務

 医療機関の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。また、日ごろより弊社製品をご愛用賜りまことに有難うございます。心よりお礼申し上げます。

 このたび、より多くの医療機関の皆様に、これからのIT化推進や経営戦略策定などのお役に立たせていただくため、各界からの新鮮な話題や事例情報などのご提供をもとに、医療IT 情報誌「HOPE VISION」を創刊させていただきました。

 少子高齢化社会が諸外国に類を見ないスピードで進展する中、社会保険制度の変革、国民の健康・医療サービスに対する関心の高まりなど、医療機関を取り巻く環境は急速に変化すると予測されます。このような社会環境変化の中で、医療機関の皆様にとりましては、アイデンティティの確立、新しい価値創造への取り組みが、今まで以上にその重要性を増していると認識しております。

 また、日本における医療情報システムの変遷を振り返って見ますと、1970年代後半からの医事会計システムや臨床検査システムなどの本格的普及は、医療機関内の各部門の業務標準化・効率化への要求にこたえるものでありました。1980 年代に登場したオーダリングシステムは、院内トータルシステムとして医療機関全体の機動力向上と、効率性を追求したものであったと思います。そしてこれらの基盤の上に、現在、電子カルテシステムの普及が始まっておりますが、ここでの医療情報システムの価値観は非常に幅広いものとなっており、診療の質的向上、情報共有による診療支援・安全性向上、患者サービスの向上、経営データの利活用など、社会環境変化と相まって、一医療機関にとどまらず、地域全体におきましても様々な面で大きな期待が寄せられております。

 これらの変革の時代に向けて本誌は、新しい価値創造に取り組んでおられる各界の状況やご意見、そして先進的なシステム導入に挑戦されている皆様の事例などを中心に編集してまいります。本誌が少なからず皆様のお役に立ちますよう、今後とも皆様のご意見・ご希望を賜りましてさらにより良い情報誌を目指してまいりますので、変わらぬご指導・ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。

 この情報誌が末長く愛読され、真に皆様のお役に立つことを念じて創刊のご挨拶とさせていただきます。

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