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健康保険制度の改革、外資系企業の参入など、医薬品業界における競争は一段と厳しさを増し、最近ではゲノム創薬やオーダーメイド医療など、これまでにはなかった新たな分野が確立しつつある。こうした環境の変化にいかに対応していくかが、医薬品メーカーにとっての大きな課題となっている。
情報企画推進部長 四居靖彦氏は「当社には医薬品専業メーカーとしての長い経験と実績があります。それらを十分に活かし、これからのグローバル競争を勝ち抜いていきたい」と語る。
医薬品メーカーはそれぞれに重点領域、得意領域を持っているが、同社の場合は医家向けの様々な製品群がそれにあたる。特に抗菌薬、造影剤などの分野においてはトップクラスの地位を獲得しており、日本国内はもとより世界的にも成功を収めている。
第一製薬では1999年に、基幹業務システムの全面的な再構築を行う「MINT(Mission INvestment Total system)プロジェクト」を発足させた。
その背景について、情報企画推進部 企画推進グループ(ERP推進担当)課長代理 小林真哉氏は「当時、メインフレーム上に構築したシステムが古くなり、メンテナンスのコストが増大していました。また、製品在庫期間の短縮や決算処理システムのスピードアップなどの業務改善と、構造改革が急務だったのです」と説明する。
そこで同社では、基幹業務システム全体をERPパッケージで再構築することを決断。医薬品業界において事実上の標準となっているSAP R/3を選択し、会計・生産・販売・物流などの主要システムをすべて一気に置き換える、いわゆる「ビッグバン導入」を採用した。
情報企画推進部 ERP推進エンゲージメント・マネージャー 小林 博氏は「構造改革を全社に浸透させるには、できるだけ広い範囲での業務最適化が必要と考え、ビッグバン導入にトライしました。もちろん、カスタマイズやアドオンは必要最少限に留めています」と語る。
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