短期間・高品質のシステム開発を実現

開発期間短縮の考え方
開発期間を決定する重要な要素は、作業時間です。 同じ動作を繰り返すような作業の作業時間を短縮するためには作業効率を上げるか作業を分担することが考えられます。
しかしながら、システム開発の場合、同じものを繰返し行う要素が少ないので、普及しうる即効的な手法がないものか、いままで繰返し議論されてきました。 人材の強化による習熟を期待したり、ツールを適用して生産性の向上を図ったり、作業対象を効率よく分担してスループットを向上させたりすることがあります。 しかしながら、開発期間などを見積る手法であるCOCOMO 2.0によると、25%を超える開発期間の短縮は現実的でないとの意見もあります。
富士通は、蓄積された開発実績を活かし、経験に裏付けられた手法を設け、さらなる開発期間短縮を目指します。 具体的には、以下の観点となります。
「早く決める」
業務テンプレート等により、お客様の要件を早期に具体化します。 また、テンプレートのカスタマイズによる要件確定のさらなるスピードアップを図ります。
「量を減らす」
フレームワークやコンポーネントの適用により、開発量の削減を図ったり、ツールによるプログラムの自動生成やテストの自動化をさらに強化します。
「段取りの効率化」
開発プロセスを並列化するコンカレントエンジニアリングの適用やプロジェクトマネジメントの効率化により、開発期間短縮を図ります。
「早く決める」 - 要件の早期確定を支援 -

要求の早期確定を支援する
システムを開発するにあたって、お客様の要求を画面イメージで具体化していく方法が一般的です。
これは、お客様の業務やビジネスプロセスを画面イメージを通して理解し、要求を共有するための一番確実な方法ではないでしょうか。
画面遷移を確認することで利用者の操作を理解し、それを繰り返すことで業務全体の流れが見えてきます。
また、画面を構成する入力項目などから、業務で扱うデータも見えてくるので、システムの構成を決める際に必要になるデータフローダイアグラムも作成しやすくなります。
しかしながら、操作性や見栄えなど詰めていこうとすると、仕様書を作成するのに時間をかけたり、作り捨てのプロトタイプで確認をとったりすることになります。
また、簡略化を図りすぎると、仕様の見極めを誤ったり、画面操作の利便性が欠けてしまうなどで、リリース後の手戻りが生じます。
SDASでは、要求定義の段階でその画面仕様をシミューレションできる技術を実現することで要求定義の精度を上げ、手戻りの発生を防ぎ、短期開発を実現します。
さらに、これらの仕様書はテンプレートとして再利用でき、要件定義のスピードアップとそのまま構築フェーズと連携をとることで、開発量を削減することができます。
「量を減らす」 - フレームワークの適用効果 -

B2.Sframeworkの適用効果
これまでのオープンシステムにおけるアプリケーション開発では、業務ロジックも制御ロジックも渾然としており、プロジェクト毎にその都度、アプリ制御部分の機能を作成しています。
オープンのミドルウェアの機能は、オンラインはオンライン、DBはDBだけと限定しており、メインフレームのときのようにアプリケーションの細かい制御までミドルウェアが面倒を見ていません。
これに対し、B2.Sframeworkでは、制御ロジックを高機能化しミドルウェアとして標準提供しています。 これを適用することによって業務開発者は、業務ロジックの開発に専念でき、アプリ構造も開発スタイルも統一できます。 この結果として、業務開発者の作成する部分が減ることにより開発のスピードアップを実現します。 また開発が難しいと言われていた制御ロジックについては、富士通が製品として機能検証したものを提供しますので、システム全体の品質も向上します。 以上が、B2.Sframeworkの適用効果です。
「量を減らす」 - テストの自動化 -

テストの統合的支援ツール
これまでのテスト作業は、設計者がテスト仕様書を作成した後、その仕様書を見ながらテスターがテストを実施していました。 再テストでも前回のテストデータを取り出してきて、合格していないテストを選びながら再テストしています。 また、テスト報告についてもテスターの報告を元に、報告書を作成しなおしています。 テスト件数が多くなると、1件1件同じ作業を繰り返すのでは、効率がよくありません。 また、テストを人が行うわけですからテストミスも生じることがあります。
例えばSIMPLIAシリーズでは、この一連の作業を自動化することができ、テストのオペレーションや目視確認行為などの煩雑性・あいまい性を排除でき、効率的で精度の高いテストを実施することができます。 テスト結果やデータを一元管理しているので、1人で大量の再テストを行うことができるようになります。 また、テストカバレッジの表示やプロファイリング、報告書の自動出力などにより従来人手でこなしてきた作業のかなりの部分の効率化を図ることができます。
