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初心者向けセキュリティ基礎講座

富士美咲のセキュリティ始めます! 第3回 認証とは「本人である」ことの確認 手のひら静脈認証に注目:手のひら静脈認証システム?私の手のひらが、身分証明の道具になるの・・・?

新米美咲にミッション!:情報システムをあんぜんに運用するポイントは何か? それが今回の美咲クンへの課題だ。わが社はごく普通の中堅企業だが、システムのあんぜんもちゅうくらいでよい、ということはない。最近は簡単・低コストに最先端の安全策を導入できる。それをしっかりと確認してほしい!

新年度になって1カ月あまり、やっと人の顔と名前を間違えなくなった・・・。と、内心ほっとしていたら『経理部へ新しいログインシステムを導入するので立ち会って』とIT部門からのお誘い。あれッ、ログインの問題は「アイデンティティマネジメント」の導入で片付いたんじゃないの? と思いつつも、セキュリティ担当・美咲、今日も出動します!

セキュリティプロフェッショナル・トオル先輩との「いまさら聞けない・でも聞いちゃう」Q&A:その課題考えます!

美咲

システムへのログインって、前回の「アイデンティティマネジメント」をしっかりやっておけばOKなのかと思っていたら、それだけじゃないのね。



トオル

すごく簡単に説明すると、システムを利用するには、使う人が「ユーザーとして正しい。本人である」というのと、その人が「データやアプリケーションを利用する権限を持っている」という2つが同時に確認されないとダメなんだ。
「権限」というのは、ユーザーの属性、つまりどの部門の人なのかといった情報で決まるんだ。
前回のアイデンティティマネジメントは・・・



美咲

ユーザーの「属性」を管理するためのものだった、というわけね。



トオル

うん。そして「その人が誰なのか」とか、「ほんとうにユーザー本人なのか」といったことを確認する手続きを「認証」と呼んでいるんだよ。
で、これらが、システムが安全に使用されるための最初の関門にもなっている。



美咲

ということは、ログインに使うIDやパスワードは認証の道具なの?



トオル

そうだよ。手軽で簡単だから、最も多く利用されているんだよ。
だけど、盗まれたり、“なりすまし”にあったり、認証の道具としては万全とは言いがたい弱点も持っている。



美咲

だから「1カ月に1回はパスワードを変更しましょう!」「推測されやすいパスワードは使用しない!」なんて、システム部門はいろいろ奨励しているのね。



トオル

そう。定期的なパスワード変更だけでもかなり効果的だから、ぜひ実践してほしいよね。



美咲

スマートカード」を入れようという声もあがっているみたいよ。
でも今日、経理に導入された「手のひら静脈認証」にはちょっとビックリしたわ。銀行で使ったことがあったんだけど・・・(笑)。
最近は、ウチみたいな中堅企業にも人気なの?



トオル

財務データや特許情報などを扱う部門では、不正アクセスは絶対に排除しなければならないからね。より強固な認証がいろいろ必要とされているんだ。
だから、ユーザー本人にしか備わっていない「指紋」や「手のひら静脈」を利用する認証システムに注目が集まっているんだよ。



美咲

それで、ウチの経理部も「手のひら静脈認証システム」の導入に積極的だったのね。マウス型の装置の上に手のひらをかざすだけで、すっごく簡単にログインできたのよ(笑)。でも、高セキュリティなのよね。



トオル

そうだね。認証と不正アクセスは、いわゆる“イタチごっこ”だからね・・・(笑)。
新しい認証技術が開発されると、すぐにそれを破ろうとする不正な技術が登場する・・・。心理的な手法も併用するなど、最近は手口も巧妙になってきているし・・・。

ついに、人の指紋や手のひら静脈を利用する「生体認証」まで来てしまった、というわけなんだ。生体認証のシステムも、一般の企業が導入してみたいサイズや価格帯になってきたしね。



美咲

指紋や手のひら静脈を使う認証は、今のところ切り札! というわけね(笑)。



トオル

なんか、今日の美咲はサエてるね!
といっても、認証の方法や技術は日々進化しているから、セキュリティ担当者としては技術や製品は多種多様である目的に合わせて選択する、などを基本にしておくといいよ。



美咲

了解!



セキュリティ担当者への花道:ここがポイント

一、「あなたは誰?」や「ほんとうに本人?」これらの確認が「認証」 二、ID・パスワードのほかに、指紋や手のひら静脈を使う認証もある 三、目的に応じた認証システムを導入することが肝要!


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