富士通

 

初心者向けセキュリティ基礎講座

富士美咲のセキュリティ始めます! 第4回 アクセスや利用は制御できる これが アクセスコントロール:「入場OK」「立入禁止」みたいな?アクセスってコントロールできるんだ・・・

新米美咲にミッション!:「情報システムを使いやすくする」と「情報システムを人によるミスや不正から安全に保つ」という2つの事柄は、一見、あい反するように見えるが、実は同じことを別々の角度から捉えたものだ。美咲クンは、1回目で「アイデンティティマネジメント」を、2回目で「認証」を学んだ。今回は、この2つと密接に関係する「アクセスコントロール」をつかんでほしい!

営業部の同期が“今月の売上ナンバーワン獲得!”とメールしてきたので、“お祝いランチを仕切るよ!”って返信したあと「アレ、どうして私は知らなかったのかしら? そういえば最近、担当者別の売上データにアクセスできなくなったんだ・・・」と、頭の中に「?(クエスチョンマーク)」が大集合。営業部全体の売上データは今も見ることができるのに、なぜ? どうして? セキュリティ担当・美咲、今日のモヤモヤ解消します!

セキュリティプロフェッショナル・トオル先輩との「いまさら聞けない・でも聞いちゃう」Q&A:その課題考えます!

美咲

営業部に在籍していたときは、ごく普通にチェックできた「営業担当者別 売上データベース」に、気がついたらアクセスできなくなっている。でも、営業部全体の売上データには今もアクセスできる。
これって、システムの不具合なの?



トオル

美咲の会社では、「営業部 売上データベース」は全社員に開放されているけれど、「営業担当者別 売上データベース」は営業関係者にしかオープンにされていないんだよ。



美咲

ふーん。私が営業部から企画部に異動になったので、担当者別の売上データを見ることができなくなったのね。
これは前に話した、アイデンティティマネジメントが理由なの?



トオル

それも関係するけれど、むしろ営業担当者別の売上データに対してアクセスコントロールがなされている、ということだね。



美咲

アクセスコントロール? 初めて聞く言葉だわ。



トオル

アクセスコントロールというのは、簡単に言うと、ある対象に対して「アクセスできる・できない」を決めるセキュリティ管理の仕組みだよ。

この前のアイデンティティマネジメントは、その人がどんな部門に属しているかといった、いわゆる「属性」を定義する仕組みだったよね。
アクセスコントロールは、この属性に基づいてその人がデータやファイル(フォルダ)、データベースなどに「アクセスできる・できない」を決める仕組みなんだ。



美咲

「営業担当者別 売上データベース」に対して、私はアクセスできないって仕組みが設定されているのね。



トオル

そういうこと。
しかも最近のコントロールは、ほんとうにきめ細かく設定できるんだ。



美咲

具体的な例を挙げてくれると、頭に入りやすいんだけど(笑)



トオル

たとえば、あるデータにアクセスして「参照は可能」だけど「印刷は禁止」、あるいはPCに「保存は禁止」なんて設定ができる。
アクセスだけでなく、その情報をどのように利用できるか、利用の仕方も含めてアクセスコントロールを実施できるんだよ。



美咲

そういえば、「このデータベースへのアクセス権限はありません」とか「このデータは印刷できません」なんてメッセージが表示されることがあるわね。



トオル

メッセージの表示もできるし、場合によっては、そういうデータやデータベースがあることすら隠してしまうこともできるんだ。スゴイだろ(笑)。



美咲

セキュリティのアップのためでしょう(笑)。

ところで、アクセスコントロールって奥が深そうだけど、ポイントはどこに置いておくのがいいのかしら?



トオル

全社的なセキュリティ担当者としては、「情報の中身によって、誰がどのようにデータを利用できるか、厳密に設定・管理する仕組みがある」ということを、まず頭に入れておくといいんじゃないかな。



美咲

頭を整理するわね(笑)。

情報へのアクセスを管理する仕組みには、
その人が誰なのかを確認する「認証」と、
その人の属性を管理する「アイデンティティマネジメント」と、
属性に基づいて“アクセスできる・できない”を決める「アクセスコントロール」
の、3つがあるということね。



トオル

それを「基本3点セット」として、常に頭に置いてセキュリティやアクセスを考えるとわかりやすいかもね。



美咲

毎度どうも、です!



セキュリティ担当者への花道:ここがポイント

一、情報へのアクセスを制御するのが「アクセスコントロール」 二、情報へのアクセスだけでなく その情報の利用方法も制御できる 三、基本3点セットを念頭に置いて セキュリティを考えよ!


お問い合わせ

情報セキュリティに関するお問い合わせ
情報セキュリティに関する ご質問、ご相談、資料請求